【大学野球選手権】東京ドーム観戦記

6月12日東京ドームに野球を見に行く。といっても巨人戦ではない。プロ野球でもない。
11日から開催の全日本大学野球選手権である。今年で67回目の歴史ある大会だからニュースでえ目にしたことはあるはずだが、あまり記憶にない。

神宮球場と東京ドームを会場に試合が行われていて、この日のドームは一日4試合。
14時ころドームに着くと入り口は大学関係者と思われる人で多数。これは場違いなところに来てしまったか、と心配になったが、入場券売り場には普通の野球ファンと思われる人が数人並んでおり一安心。

入場してみると第二試合福井工業大学福岡大学の試合が終わるところ。
大学野球のいいところは適度にマイナーなところで、球場が空いているのがいい。
外野席、2階席は使っていなくて、後で調べると観客は1500人前後。これならネット裏でも好きなところで見られる。

第3試合は創価大学宮崎産業経営大学
創価大学といえばプロ選手を多数出している名門で、最近では2016年ドラフトで5球団から指名されてソフトバンクに入った田中正義が有名。この試合にも杉山というプロ候補の3年生がいる。まずはこの選手がお目当て。
いっぽうの宮崎産経大は、名前も聞いたことがない学校で注目選手もいないようだ。

初回、創価の杉山が151キロを計時、スタンドがどよめく。
しかし得意のはずのストレートが決まらない。変化球でかわすようなピッチング。5回には2ランを浴びて失点。8回にはスクイズなどで計5失点。
一方の宮崎産経大の先発杉尾の調子が良さそうだ。8回を10三振で2失点。
帰ってから調べると杉尾という投手、地元宮崎の出身で宮崎日大から甲子園に出場するも1回戦負け。名門大学からも誘いもあったそうだが、宮崎の人に恩返しをしたいと地元に残ったという。
翌日の新聞ではスカウトのコメントも出ていた。こういう選手が見つかるからアマ野球は面白い。