ヴィクトリアマイル 予想

東京での5週連続G1の2戦目。2006年創設、まだ12回目の新しいG1です。

まずはレースの傾向から。
過去の勝ち馬を見ると、ウォッカ(2009年)、ブエナビスタ(2010年)、アパパネ(2011年)とここ10年の名牝が勢ぞろい。しかし、ウォッカは2007年2着、ブエナビスタは2011年2着、アパパネは2012年5着といずれも1番人気で敗れています。昨年もミッキークイーンが7番人気のストレイトガールに負けました。名牝といわれる馬は皆、クラシックや牡馬との中長距離路線に適性があって、能力は高くてもマイルの得意な馬に不覚をとるというパターンです。

また数少ない古馬牝馬限定G1のため、上記のとおりリピーターが多く、今年の出走馬で見るとスマートレイアーは2014年から4年連続、ミッキークイーンも昨年に続いての出走。

勝ちタイムが早い。ここ5年で一番遅いのが1分32秒4、昨年は31秒台の決着。東京のマイルとは言いながらストレイトガールが連勝したようにスピード系でも結果を出しています。

さて今年も牝馬ナンバー1のミッキークイーンが出走、予想通り1番人気になっていますが、東京マイルでは人気ほど信頼できるとは思えません。さらに馬場が多少なりとも重くなりそうです。内枠の先行馬にチャンスありとみてスマートレイアーとジュールボレーヌに期待します。