ダービー回顧

前々日オッズではワンアンドオンリーが押し出されるように1番人気。イスラボニータは前日、当日と人気を上げて最終的には1番人気。これは皐月賞と同じ展開だ。

レースは逃げ宣言通りエキマエがハナを切る。驚いたのはトーセンスターダムでエキマエに続く2番手。後ろから行くかと思われたワンアンドオンリーは出足よく好位。

直線では逃げる形のトーセンが失速。残り200あたりからイスラボニータワンアンドオンリーの一騎打ちの様相となり、最後はワンアンドオンリーが差し切って勝ち。

ワンアンンドオンリー・・皐月賞で見せた直線の追い込みどおり、本番でも最後の直線でいい脚を使えた。ただ皐月賞のように後方からでは届かなかったか。内枠とスタートの良さが結果につながった。

イスラボニータ・・スタート直後口を割るそぶりを見せた。結果的には外枠で好位につけるまでに機嫌よく走れなかったことが響いたか。しかし3番手以下とは実力の差を見せた。世代のトップクラスであることは間違いないでしょう。

トゥザワールド・・内枠で好位につけた馬が上位に来ただけに、位置取りが悪かった。

トーセンスターダム・・まず2番手につけたのが驚き。最後の直線はあとでビデオを見るとラチにぶつかっていた。裁決レポートでは調教再審査とのこと。皐月賞では直線で急にいきっぷりが悪くなったように、何か問題があるのかもしれない。

エキマエ・・宣言通り逃げたが、3コーナーあたりで故障。ダートばかりを走ってきて実力的にダービーは厳しいのだから無理がたたったか。

馬券のほうはイスラ、とワンアンドオンリーを中心にしたものの、収支は
トントン。牝馬レッドリヴェールを切ったのは良かったが、トゥザワールドを切る決断ができなかった。

橋口調教師は悲願のダービー制覇。
ところで調教師、ジョッキー、馬自身、オーナーすべてが2月23日生まれ、そして行啓の皇太子殿下も2月23日生まれと、こんなところに大ヒントがあったのですね。全然気が付かなかった。

ダービーが終わって一区切り来週からは2歳馬が出走する。イスラボニータは昨年の2歳戦開幕週の東京芝1600でのデビュー。クラシックで上位の馬は秋のデビューが多いが、来年も早いデビューの馬からクラシックホースがでるだろうか。