【本】ウォール街のランダムウォーカー 原著第11版

改めて言うまでもない投資の名著の最新版。

実はこの本で推奨するインデックス投資をほんの少しだけやっていて、2つ前の版から読んでいるのですが、今回の改定版の注目は第12章。アメリカの制度に基づいた話題ということでこれまでの翻訳では割愛されていたそうです。

財産の健康管理のための10か条と題したその第一条は「元手を蓄えよ」

財産を大きく増やして、ハッピーリタイアメントを享受する鍵は、大化けする可能性の大きい銘柄や投資信託を見つけるためのチケットを手に入れることだと思っている人が多い。しかしこれは大間違いで、そんなチケットは紙切れほどの価値もない (中略)継続性のある貯蓄計画がなければ、たとえ投資で5%、10%を稼いでもほとんど意味がない


身もフタもない言い方ですが、結局投資なんかに大きな期待をしてはいけないということ。
そういえば評論家の山崎元さんも、「普通の人の人生にとってお金の運用の巧拙は決定手kに重要といえるほど重大な影響を及ぼさない」と書いている。

アベノミクス相場で多少得したくらいでいい気になっていてはいけませんね。
やはりコツコツと働かなくちゃいけません